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禁煙外来データ分析 経過報告

[2018.09.12]

2009年4月 禁煙外来データ分析 経過報告

現在当院では、全禁煙外来者22名中、終了者(12週まで完了もしくは指導終了のサインのある人)が10名、
現在も指導期間中である患者が2名、ドロップアウトした患者が10名います。
そこでまず、当院での禁煙療法終了者10名についてメーカーによる市販直後調査の4週間持続禁煙率データ※と比較・検討してみました。

※4週間持続禁煙率:12wまで禁煙指導が完了もしくは指導終了のサインのある人で、最後の1ヶ月の喫煙本数が0本、CO濃度が10 ppm以下の人の割合。

  1. 4週間持続禁煙率
      メーカー当院
    薬品名 プラセボ チャンピックス チャンピックス
    割合(%) 39.5% 65.4% 70.0%

     

    image-graf0401メーカーによるチャンピックス市販直後調査の4週間持続禁煙率が64.5%であるのに比べ、当院の割合は70%とメーカーよりも高い4週間持続禁煙率を示しています。
    次に、当院の4週間持続禁煙率が高い数値を示しているのかを検討するために、禁煙外来者のドロップアウト率に着目しました。そこでメーカーの市販後直後調査のドロップアウト率と、当院のドロップアウト率を算出しました。

  2. ドロップアウト率
      メーカー当院
    ドロップアウト率 72.3% 45.3%

     

    image-graf0402当院の全禁煙外来患者22名中ドロップアウトした患者は10名で、その割合は全体の45.3%となっています。
    また、メーカーの市販後直後調査のドロップアウト率は72.3パーセントとなっています。
    両者を比較してみると、メーカーのドロップアウト率より当院のドロップアウト患者率の方が低くなっています(詳細なデータは末尾に記載)。
    つまり、これは当院における再診率が高いということを意味しています。
    このことから当院の4週間持続禁煙率の高さには、当院における再診率の高さが関係していると考えられます。

以下、参考として隔週でのドロップアウト率をまとめた表を掲載しています。

隔週でのドロップアウト率

 

  当院市販後直後調査
   割合(%) 割合(%)
2週未満 13.6 18.1
4週未満 13.6 17.1
6週未満 0.0 19.6
8週未満 4.5
10週未満 9.1 17.7
12週未満 4.5
12週まで完了、
もしくは指導終了の
サインがある人
45.5 27.6
現在指導期間中 9.0
合計 100.0 100.0

 

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